40代 男性
12月14日
3年間も咳が止まらないという相談を受けました。
咳が長引くため病院へ診察に行くが原因ははっきりせず、処方された咳止めも無効でした。
石切神社の漢方薬局で小柴胡湯と麦門冬湯を処方されたが効果なし、市販の咳止めの方がまだましと、ドラックストアーで購入し3年間やり過ごしました。

この男性の母親が当店の常連様で、息子さんのことが心配でいても経っても居られず相談くださいました。
息子さんは「もう治らないから治療は必要ない!」という感じなので来店することは無理とのことです。
しかたがないので、問診表を書いていただき、お母さん経由でカウンセリングをやり取りすることとなりました。

11月30日
問診の結果から咳が止まらない原因を探ろうと思います。

    • 下痢しやすい
    • 残尿感がある
    • 咽喉がつまる感じがする
    • 胸が痛む

これらは精神的ストレスを反映していると思われます。

    • 微熱が出やすい
    • ハミガキのときにえずく
    • 咳のときにもえずく
    • 咳が出る時は全身がカァーと熱くなる
    • 口の中が苦い
    • アルコール量が多い

これらは肝胆付近に熱が停滞しているのを反映していると思われます。

悪化要因からも咳が止まらない原因を探ります。

    • お風呂に入るとひどくなる
    • 夜中に咳き込んで起きる
    • 咽喉が乾燥し、痛む
    • 横になると出やすい
    • 朝方に出やすい

これらは肺での炎症と気管支内のむくみが反映していると思われます。

以上のことから咳が止まらない原因を考えてみます。
まず、肝胆付近の熱を漢方薬Aで冷まします。
次に、ストレスによって気が停滞すると体液も停滞し、むくみを起こすことから、漢方薬Bでストレスを緩和させます。
最後に、肝胆から波及したのであろう肺の炎症を漢方薬Cで潤わせます。
朝・夕に漢方薬A30日分(6,510円) 昼・寝る前に漢方薬B15日分(3,980円)と漢方薬C15日分(3,980円)を同時に服用していただきました。

12月19日
夜中に咳で目を覚まさなくなりました。
咳はしているが、えずかなくなりました。

12月24日
咳の回数がずいぶん減りました。

1月10日
夜中の咳が完全に止まったので、漢方薬Cを廃薬するように指導しました。

日に日によくなり、3月12日
吐き気、口の中の苦味がなくなりましたので、漢方薬Aは廃薬するように指導しました。

4月12日
お母さんから「息子は咳がもう出ていないのでボクもう漢方薬飲まないと言っているので止めます。」と報告に来てくださいました。
(´^ω^`)ヨカッタネ
少し不安はあったものの、本人が満足しているようなので治療は終了にしました。

現在はご主人様の透析回避のためのカウンセリングにご夫婦で来られているので、息子さんのことを尋ねると、咳は出ていなとのことでとても安心しています。
みなさんも咳が止まらないのは治らないと思わずに一度漢方治療に取り組んで見てください。