うつ病のご相談が急激に増えています。

うつ病、神経症、分裂症など精神症状はさまざまです。
漢方治療の場合、病名ではなく、体質をまず考え、発病の原因からお薬と養生法を決定していきます。

11月20日
目がクリクリっと印象的な51歳の女性

更年期からのうつ病をみてほしいとのご相談です。
最寄りの婦人科内科で更年期からのうつ病と診断され現在通院中。
病院では「コンスーン」を処方されている。

色々と悩みを聞いてくれていた母親が亡くなり、ご主人は透析なのだそうです。

問診

  • のぼせ
  • イライラ(根源はご主人とのこと)
  • 胸苦しい
  • 背中の痛み
  • 高血圧
  • ふらつき
  • 膝下冷え
  • 不眠(夜中2時頃に目を覚ますと眠れない)
  • 右手第一関節痛(特に親指が痛い)
  • 良導絡で測定するとリンパのエネルギーが亢進しています。
  • 性格的に仕事をやりはじめると最後までやり終えないと気が済まないタイプとのこと。

ポイント
目に印象がある人は、肝臓部のエネルギーが停滞しやすい人(以降 肝の人体質という)です。
仕事をやり始めると最後までやり終えないと気が済まないというのは、肝の人体質最大の特徴です。
肝の人体質の人は、頑張り過ぎてしまう面があるため、許容範囲を超えて行動してしまいます。
この女性の場合、今までなら溜まったストレスを母親に聞いてもらい精神のバランスをとっていたのでしょうが、母親が体調不良のため相談ができず、のぼせ・強いイライラ・胸苦しさを引き起こしていると考えられます。
肝の支配部位である左の肋骨下を押すと痛みがあることからほぼ間違いないでしょう。

肝の気を巡らせる漢方A15日分(4,515円)をおすすめしました。

経過
11月23日
昨日、のぼせ・イライラ・眠気があったのだが、薬のせいではないかと質問に来られました。

問診すると、背中の痛みと関節炎が少しましな気がし、イライラはあまりないというので、訴えている症状は以前からあるものなので心配ないと告げ継続をおすすめしました。

11月29日
イライラ感は治まらないが以前よりはましになっている。
3から4日前までは背中の痛みが楽だったので、この頃重いものを持つせいか指が痛いとおっしゃいます。

全体的には、少しずつ変化しているのですが、シャープに効いているとは言いがたい。
そこで効果を高めるため鬱積した熱を冷ます漢方薬B顆粒15日分(2,500円)を寝る前に服用していただくようおすすめしました。

12月21日
イライラ感がなくなり、友人にも「この頃明るいね。」と言われたと笑顔いっぱいでお話くださいました。
びっくりしたのが、夜になると手放せなかった「コンスーン」を2週間服用せず過ごせているそうです。
「コンスーン」を服用していても夜中2時頃に目を覚ましていたのが、今ではすぐに眠れるため体調も良いとおっしゃいます。
冷え感、背中の痛み、肋骨の痛みも減少傾向で、私としても非常にうれしい報告でした。

この日も前回と同じ漢方薬A15日分(4,515円)と、顆粒は苦くて辛いので錠剤にしてほしいといわれ漢方薬B66日分(5,040円)を買って帰られました。

突発的なことさえ起こらなければ順調にいくでしょう。(^ー^)b