60歳 女性

主訴 尋常性乾癬

3月19日
3年前頭部と左外足くるぶし周辺に尋常性乾癬を発病。ステロイド剤を勧められたが本人は拒否。
以後、放置状態であったが、かゆみが強くなって眠れないため今回尋常性乾癬のご相談に来られました。

この方の尋常性乾癬の特徴と他の症状は、

  • 寝る前に強くかゆみが起こる
  • かくと汁が出る
  • 立ちくらみがある
  • 朝起きたときは顔がむくんでいる
  • 手足が冷えて、つることもある
  • 舌の苔が白く厚い

考察

目が小さく、性格はせっかちでイライラしやすいから体質は肝虚陰性で間違いない。産毛が多いので肺の精気も不足しやすのであろう。尋常性乾癬の起因するところに肺虚が必ずあります。
まず、かゆみが強く、かくと汁が出るので漢方薬A30日分(4,725円)+漢方薬B15日分(5,000円)、肺を強くしながら体質を改善する漢方薬C30日分(4,600円)をお勧めしました。
アドバイスは、紫蘇梅干、ひじき、切り干し大根を積極的に摂り、練り物、肉、油、砂糖はできる限り摂らないよう指導しました。

4月21日
服用後、すぐに風邪を引いて頭痛が起こりました。これはよくあることで、身体が良い方向に動き出した場合が多いです。尋常性乾癬であっても同じと言えます。実際に、それ以後はかいても汁が出なくなりました。何をやってもいつも続かないというので、半年は続けると約束しました。

5月19日
尋常性乾癬の赤味が早くも何箇所か消えています。真白だった舌の苔が消失しました。飲み忘れが多く支持した半分しか飲めていないみたいでした。ちゃんと飲むよう注意しました。

6月15日
尋常性乾癬の状態に変化はありませんが、寒気と熱感が交互に起こっていた感覚、立ちくらみが改善。

7月14日
せっかく良い方向に行っていたのに、治っていないところにばかり目を奪われ、本人が言っていた通りのことが起こってしまった。尋常性乾癬の治療に打ち込めなくなってきたようなのです。付き添いできていた鍼灸師の息子さんも、「良くなってきているよ」という励ましも虚しく来店されなくなりました。翌月、見兼ねたご主人様が薬を買いに来てくださったのですが、それが最後となりました。

残念ですが、治療するのは本人ですから仕方ありません。このような残念なケースは稀にあります。上手に続けさせるのも私達の使命でしょうね。まだまだ学ぶことは多そうです。(^ー^ ◎)尋常性乾癬は漢方薬で治せる病気です。ぜひ根気強く治療してみてください。